先生たちの迅速な対応と手術により無事に誕生した双子ちゃんたち。無事に産まれてほっと一安心…というわけにはいかず、大変なのはまだまだ続きます…
目次
帝王切開後の様子〜術後当日〜
双子ちゃんが新生児室に連れて行かれたあと、胎盤やお腹の処置等をして、落ち着いたところで病室へ。この時、12時半くらいでした。
部屋では両足に血栓防止のポンプなど付けられ、しばらく安静に。もちろんトイレにも行けないので、手術中に尿の管が入れられています。
だいたい30分ごとに様子を見に来てくれて、確認するのは、血圧、酸素、悪露と尿の量、麻酔の取れ具合、その他に変化はないかなどです。
術後の大量出血で輸血?!双子出産後の悪露
そして、2回目の様子確認でなんだか慌てた様子の助産師さん。一度退室した後に、4、5人入ってきて再びバタバタとなる病室。
筆者は、まだ身動きが取れずでなんのこっちゃでしたが、そのまま分娩室に移動となり、やっと状況説明。
悪露が大量に出てしまい、このまま止まらなければ最悪、輸血することになってしまう。
その為、止血するためのガーゼを詰めて、そのまましばらく様子を見る。とのことでした…
最初に子宮をぐいぐい上から押され、溜まっている悪露を出されたのですが、そんなに押して大丈夫なの?!という強さを感じて、傷が開かないかヒヤヒヤしました…
そして術後すぐで麻酔もまだ効いていたので、またまたまな板の上のお魚状態で、されるがまま…助産師さんもやっとひと息つけたところでごめんね、休まらないよね、と声をかけてくださり一旦様子見へ…双子が入っていた分、子宮も大きく伸びていた為、悪露の量も多くなりやすいんだそうです…
途中で新生児科の先生が来てくださり、2人の状態を説明して頂きました。
脈拍数が下がっていた弟だけ、呼吸を安定させるために、マスクをつけているとのこと。帝王切開の場合は、少なくとも2日間は、NICUに入院する、とりあえず、双子ちゃんは無事です。ということを聞けて、安心しました。
産まれたその日の写真を残しておきたかったので、助産師さんに頼んだら快く、デジカメに写真も撮って来てくれました。
そして、17:30頃、詰めたガーゼと悪露の様子を再度確認し、落ち着いたので部屋に戻りました。大事に至らず、よかったです…
ふと、自分のお腹に目をやると、ぺたんこすぎて(当たり前)ガン見!本当に出産したんだと実感…(そこで?)
でも今朝まで感じていた胎動がもう感じられないんだ…と少し寂しくもあり、たぷんたぷんのぶよぶよお腹を優しく撫でながら1人余韻に浸っておりました。
ちなみに緊急の帝王切開となったので、水分補給×(うがいは◯)、もちろん食べるのも明日のお昼まで×ということでしたが、目まぐるしかった1日のおかげか、食欲なんて忘れてるくらいでした…
帝王切開後の痛みと後陣痛
麻酔が切れた後の痛みが怖かったので、あらかじめ、点滴タイプの痛み止めを打ってもらうことにしました。
しかし、キズよりも子宮収縮の痛みが強く、これが先輩ママさんたちから聞いていた、後陣痛というやつか…と寝返りもうてないベッドの上で1人耐える夜。
帝王切開でも普通に痛いです!その為、痛み止めが効かないと言ったら、錠剤タイプの物に変えてくれて、少し、おさまりました。でも、完全には痛みはなくならないですね…
それだけではなく、原因不明の全身、特にお腹の痒みがどうしようもなく、掻きむしりたいけどできないのでナースコール…お腹に巻いていた帝王切開用の腹帯が原因かと思いましたが、取っても変わらず…保冷剤で冷やしてもらったり、保湿剤を塗ったりしてもらいましたが、いっこうに良くならず、ほぼ寝られないで朝を迎えました…
ちなみに麻酔が切れてきて、自分で足の先が動かせるようになったら、足に付けていた血栓防止のポンプではなく、病院から支給された着圧タイツに変わりました。
帝王切開2日目!最大の試練〜トイレ問題〜
2日目は、帝王切開後の1番の試練と言っても過言ではない、トイレまで自力で行けるかという最大の試練があります。
なぜかというと、自分でトイレに行けないと、尿の管が取れないのです。この管は、違和感なのはもちろん、何をするにも気になるしで早く取れたに越したことはありません。痛みに弱めな筆者は、まぁ無理でしたが…笑
日中に、助産師さんに見守られ、まずはベッドから足を下ろすまでやってみようとしますが…本当にきつい!
傷が痛いのとお腹に力が入れられないので、休憩を挟みながらやっと起き上がって横を向くまではなんとかいけましたが、もうすでに限界…
ここまで2.30分はかかってますが、結局、足は下ろせず立てずに終了…助産師さんは皆さんそうですよと慣れた様子で付き合ってくれましたが、なんだか情けなく…午後にまた再チャレンジすることにしました。
そして午後、次は絶対に立ちたい!と気合を入れて、時間をかけながらも何とか立つまでいけました!
ここまで頑張りたいと思うのは、早く、NICUで待つ双子ちゃんたちに会いたいから。それ一心です。じゃないと、こんなに頑張れないと思います。我が子の力は本当にすごいです。
出産後、やっと我が子と対面。NICUでがんばっている双子ちゃんたちの元へ
なんとか立てた時に、車椅子を用意してくれて、双子ちゃんがいるNICUまで案内してもらいました。
出産直後に、兄の方は手を握らせてもらいましたが、しっかりとちゃんと会うのは初めて。ぶかぶかの肌着に包まれたちっちゃい我が子。抱っこもさせてもらえましたが、腕の中にすっぽり収まった姿を見つめながら、本当にこの子たちがお腹の中にいたのか、自分は本当に出産したんだとなんとも不思議な気持ちになりました。
帝王切開3日目!リハビリは早い回復のためにも大事!
3日目でなんとか自力でトイレに行けるようになり、やっと尿の管ともおさらばできました。
初めはきついですが、早い回復の為には、体を動かすのが大事!ということで、部屋の中を歩いて、少し荷物を整理してみたり、双子ちゃんたちに会いに行ったりで極力動くようにしました。
でも、無理は禁物です!しばらく立っていなかったためか、元々低血圧だったからか、立ちくらみになって危うく倒れそうに…
なので、適度に休憩も大事です。しかし、夜も寝返りを少しずつ打てるようになり、気持ち的にも楽になってきました。
帝王切開4日目!〜ついにシャワー解禁〜
4日目の朝、術後から傷の所に貼られていたテープを取ってもらい、傷の確認。治りも順調ということで、やっとシャワーOKになりました!
テープを剥がす時は、それはそれはもうビクビクでしたが、あれっ?思ってたよりも痛くない!という感じで、久々のシャワーは本当に気持ちよかったです!
帝王切開5日目から7日目の退院までの様子〜初日からの劇的な回復!体ってすごい!〜
1日ごとに確実に回復している体。帝王切開後の身動きも取れない状態から歩けるようになるなんて想像もできませんでしたが、体の回復力はすごいですね!
助産師さんも退院する時には、スタスタ歩いてるお母さんもいますよ!と言っていたのを、嘘だ〜と思っていた筆者ですが、助産師さん嘘はつきません。まだ動きはゆっくりになってしまいますが、母子同室もでき、無事に退院となりました。
訳あって、筆者と双子のお兄ちゃんのみの退院となりましたが、それについても別記事で書きたいと思います。
一通り、帝王切開から術後の様子まで書いてみましたが、痛みや回復の早さもあくまで筆者の場合は、なので参考までに!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。